2013年12月31日火曜日

冬の函館  その2

宿の近くで、昼時に食べた塩ラーメンは文句なしに美味しかった。

元町近くの観光地にも行ったが、雪道になれていないので、
転ばないよう頭が働き、写真を撮る心の余裕なし。

函館は美しい町であった。
今度訪れるときは、夏の夜景を見たい。
世界三大夜景(香港、ナポリ)の一つの誇り高き函館山からの眺め。

ナポリにも行ったが、その時の感動と同じ、雪の函館の夜景であった。

雪化粧のトラピスチヌ修道院
静寂、荘厳、爽やか

聖母の像
空の青とともに爽やか

修道女の一日
朝3時半に起床、午後7時45分就寝とのこと
僕には、できないな

祈り、読書、仕事などが日課だそうです


函館湾に浮かぶ船上のクリスマスツリー
この樅ノ木、毎年カナダから来るという

勿論、夜はイルミネーションで包まれる


函館山から函館駅、赤レンガ倉庫群あたりを望む
百万ドルの静寂の夜景

右に津軽海峡、左に函館湾に挟まれた
扇形に広がる函館市内の夜景


函館山の展望台も
クリスマスモード


函館湾に浮かぶ摩周丸も電飾
函館山から

冬の函館 その1

12月15日~17日、兄と二人旅で冬の函館に。

函館はこの時期、クリスマスファンタジーで元町、ベイエリア周辺が
イルミネーションであふれるという。
それも見たくて、”遥々来たぜ函館”!!

宿は函館空港に近い湯の川温泉。
ホテルの最上階の露天風呂から、下北半島の大間の街明かり、
一列に並んだイカ釣り漁船の漁火も見え、幻想的。
函館と大間の間は、約20kmで、大間の人は、青森市内の病院
に行くより、函館の方が近いので、函館に来るという。


五稜郭跡の記念碑

江戸末期に建てられた城塞
形の発想からして西洋式と頷ける


五稜郭の城内から見た
雪にむせぶ五稜郭タワー

高さ98m (避雷針を含めると107m)

このタワーは第二世代のタワーで
2006年4月にオープンしたとのこと
タワーも五角形


五稜郭タワーから五稜郭を望む
五つの突角を配し、星形五角形を呈するから五稜郭
地上絵のごとし

城内、外堀周辺に約1600本の桜、桜
満開時の眺めを想像あれ


低い形に剪定された桜
五稜郭の城内、外堀の周りに
約1600本
春には桜の観光名所に


五稜郭タワーから函館山を望む
函館山の高さ334m
東京タワー333mより1m高い
覚えやすい


JR函館駅
北海道の北の玄関口らしい綺麗な駅だ


赤レンガ倉庫群のお店で
皆様、良い年をお迎えください。

2013年12月27日金曜日

庭にコゲラ参上

毎年、この時期になると我が家の庭に、コゲラがお出でになる。
今日の写真は昨日、300mmの望遠レンズを通して撮影。

コゲラはスズメと同じくらいの小さなキツツキ。
近年、市街地でも見かけるようになった人気上昇中の小鳥。

「ゲラ」はキツツキのこと。「コ」は小さいこと。
小さいキツツキだからコゲラ。
餌の虫を探すのに、コンコンと木をつつく鳥だからキツツキ。

つつくことによってドラムをたたいているような音が出ることから
ドラミングといわれている。
静寂の森で聞く、キツツキ類のドラミングの音は、何とも言えない
自然を実感するひと時。


今年、我が家の庭では初見のコゲラ君
可愛いでしょう。 だから、人気上昇中

頭に赤い羽根毛が見えたらオス
しかし、驚いたり、怒ったりしないと赤毛が中々見えない
番(つがい)で来たので、こちらがオス?


柿の木に訪れたコゲラさん
こちらは奥さんかな?


嘴で木をつつき、餌の虫を探すコゲラ
結構強くたたくので、脳震盪を起こさないか心配だが
遺伝子の中に、そのような機能が遺されている


木の皮の後ろに隠れている虫を見事にゲット
流石に、生きていく知恵は十分、十分
お見事、お見事、良かったね




餌の虫を探し求めて動き回るコゲラ
この木は、梅の木



シジュウカラ (オス=首からのネクタイが広く尾の方まで続く)
この鳥、他の小鳥たちの水先案内鳥。
他の鳥と混群を作り、リーダーとなって
他の鳥を引き連れてくるガキ大将



コゲラやシジュウカラ、メジロが日参する柿の木
野鳥の餌用に、数個残しておく

因みに、今年は100個ほど収穫




2013年12月12日木曜日

蕪栗沼のマガンの早朝の飛び立ち (2)

早朝、餌場の田んぼに向けての飛び立つ7万羽のマガンたち。
11月24日(日)、晴れ

マガンたちは3月まで越冬するが、約7万羽の塒入りと、
早朝の飛び立ちの壮大な光景を見学するなら11月、
遅くても年内がいいという。 
雪のない時という意味でしょうね?

前回、機械で稲刈りをしたとき、約10%が田んぼに落穂
として残るというと書いた。

この残された落穂をマガンたちは食べて越冬する。
蕪栗沼と伊豆沼の周辺の約10kmの範囲の田んぼに、約
7万羽のマガンが食べる落穂があるなんて驚きだ。

朝7時頃の蕪栗沼
6時半頃にはうす暗くて、沼の様子を撮れず
それでも、まだ飛び立たない余裕の鳥たち




6時20分頃の見事な朝焼け
マガンたちは、この光景をどう見ているのだろう


天国とはこのような所か


声を出しながら一斉に飛び立つ
雄大で荘厳な光景


総数約7万羽の飛び立ち
このような光景が何回か繰り返される
壮大、壮観、荘厳なり



何処の餌場に行くのか、何時決めるのだろう
これで何家族だろう


マガンの家族
家族単位で行動するという
先頭は、お父さんかな


マガンとハクチョウ
「自由でいいな」って


餌場の田んぼに急ぐマガンたち
「いってらしゃい」

2013年12月1日日曜日

蕪栗沼のマガン(雁)の早朝の旅立ちと塒(ねぐら)入り  (1) 

宮城県の蕪栗沼、伊豆沼にマガン(雁)の朝の飛び立ち、夕方の塒(ねぐら)入りを見に行く。
訪ねたのは、11月23~24日。天候にも恵まれる。
人生は運!!

日本で越冬するマガンの80~90%が、蕪栗沼と伊豆沼で越冬という。
その数約13万羽。10月から翌年3月まで越冬するという。

蕪栗沼では約7万羽が、早朝、餌場の周辺の水田など(落穂などを食す)に向けて飛び立ち、
夕暮れに、塒の沼に帰還する塒入りを、毎日繰り返す。

約7万羽のマガン(体長:65~85cm、翼開長:135~165cm)が一斉(約1時間弱)に沼から飛び立つ、あるいは沼に帰還する光景は、まさに圧巻、荘厳で、感動、感動。
その光景や感動は、写真で表せるものではないが、あえて拙い写真を供覧したい。

その1は、塒入りを中心に。
肝心のマガンの近くで撮影した写真を撮ることができず。

          
蕪栗沼の一部の光景
ここで、7万羽のマガンが越冬するなんて
想像できないが、マガンの楽園。



マガンの写真がないので、
この絵で推察、賢察お願い


















       
11月22日、数えた蕪栗沼の主な野鳥
駐車場の伝言板
シジュウカラガン:163羽
















                 
見事な夕景
今日に感謝
















      
遥か彼方から塒に集まってくる雁の群れ

















塒も間近かだ
今日も、十分餌をとれたかな
稲刈りを、稲刈り機ですると、
約10%の落穂が水田に残るという
















       
編隊(雁列、雁行)を組んで沼に向かう
編隊の形が変わる様子を、
「竿になり鉤になり」と言う
実に、美しき光景なり



















   
塒の沼の上空で降下に向けての乱舞するマガンの大群
落雁(ダンスをしているかのごとく、降下)中のガンも