僕には絵心があるわけではないが、観るのは嫌いでない。
その個展も何年か書き溜めたものとあって、心に響くものがあった。
展覧会にも行くが、「世の中にはなんでこんな素晴らしい才能をもって
生まれてくる人がいるのだろう」と、いつも打ちのめされて帰途に就く。
でも、その時、いつも「才能のない人は誠意、至誠をもってことに当た
れば生きてはいけそうだ。それが我が道」と考えて、自分を慰めている。
画廊宮坂の帰り、画廊の関係者の方から、「画廊は小説よりも奇なり」
の文庫本を頂いた。
帰りの車中で、拾い読みしたら、想像以上に面白い、いや、僕にとって
新鮮そのものであった。
いくつかを紹介したいが、2つだけ紹介したい。
画廊とは、「新人バンドに演奏の場を提供して、世に出すライブハウスの
ようなもの」(画廊の息子さんが生み出した納得の言葉だそうである)。
僕も納得、合点。
広辞苑では、「絵画などの陳列場。画商の店」とある。
絵が好きで美術館などに行く人は、100人のうち、3人くらい、そしてその3%
が絵を買ってくれるという(画廊の主人の長年の経験則。日本人)。
つまり、10,000人にいれば、9名の方が絵を求めてくれるという。
この数が少ないか、多いか、今晩、床の中で考えながら眠りについて
ください。
写真が1枚で、文章が長くて済みません。
文庫本の定価、500円ですが、頂いてしまいました この画廊、美味いコヒーも出る |
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