2015年3月17日火曜日

銀座の画廊 「画廊は小説よりも奇なり」

先日、知人のお姉さまの油絵の個展を観に、銀座の画廊宮坂に行く。
僕には絵心があるわけではないが、観るのは嫌いでない。
その個展も何年か書き溜めたものとあって、心に響くものがあった。

展覧会にも行くが、「世の中にはなんでこんな素晴らしい才能をもって
生まれてくる人がいるのだろう」と、いつも打ちのめされて帰途に就く。

でも、その時、いつも「才能のない人は誠意、至誠をもってことに当た
れば生きてはいけそうだ。それが我が道」と考えて、自分を慰めている。

画廊宮坂の帰り、画廊の関係者の方から、「画廊は小説よりも奇なり」
の文庫本を頂いた。

帰りの車中で、拾い読みしたら、想像以上に面白い、いや、僕にとって
新鮮そのものであった。

いくつかを紹介したいが、2つだけ紹介したい。

画廊とは、「新人バンドに演奏の場を提供して、世に出すライブハウスの
ようなもの」(画廊の息子さんが生み出した納得の言葉だそうである)。
僕も納得、合点。
広辞苑では、「絵画などの陳列場。画商の店」とある。

絵が好きで美術館などに行く人は、100人のうち、3人くらい、そしてその3%
が絵を買ってくれるという(画廊の主人の長年の経験則。日本人)。
つまり、10,000人にいれば、9名の方が絵を求めてくれるという。
この数が少ないか、多いか、今晩、床の中で考えながら眠りについて
ください。

写真が1枚で、文章が長くて済みません。

文庫本の定価、500円ですが、頂いてしまいました
この画廊、美味いコヒーも出る






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